勝ち方・必勝法

【競艇場の特徴】静水面と難水面の2種類!競艇予想で勝ちやすいのは実は…

レーサーたちの戦いの舞台である競艇場の水面は、「静水面」と「難水面」に分けることができます。

レースでは選手の実力や天候、モーターの情報を基に予想する方も多いですが、まずは水面の違いを知ることが予想が当たりやすくなる第一歩になるでしょう。

この記事では

  • 静水面とは
  • 難水面とは
  • 全競艇場の水面の特徴
  • どちらが勝ちやすいのか

以上、水面の特徴から見た競艇予想のコツを解説していきます!

静水面とは:レースが荒れにくく予想が簡単

「静水面」の競艇場の特徴は

  • 選手が走りやすい
  • レースが荒れにくい
  • 予想が簡単
  • 払戻金の金額が安いことが多い

以上が挙げられます。選手が走りやすいと感じる水面なので、普段通りの実力が発揮できますね。

難水面とは:レースが荒れやすいので予想が難しい

一方、「難水面」の競艇場の特徴には

  • 選手が走りづらい
  • レースが荒れやすい
  • 予想が難しい
  • 払戻金の金額が高いことが多い

以上が挙げられます。

レースは荒れやすいですが、その分穴舟券が静水面より出やすく大きく稼げる可能性があります。

静水面と難水面を判断する基準は?

2つの水面にはそれぞれ特徴があり、レース展開も変わることが分かりました。つまりレースの予想では、競艇場の水面の特徴を知った上で予想すると的中率が上がる可能性がある訳です。しかし、どのように判断すれば良いか分からないですよね。

「静水面」と「難水面」を判断する基準は5つ。それぞれご紹介していきます。

  1. 水質
  2. 干満の差
  3. 波の高さ
  4. 風の強さ
  5. 水面の広さ

基準①:水質

レースへの影響があるかどうかは、塩分濃度と水の硬さが関係しています。競艇が行われている競艇場の競走水面の水質は、大きく分けて3種類存在します。

水質①:海水

海水は塩分濃度が高いですが、塩分濃度が高いほど浮力が増すため、体重の重たい選手が有利になります。一方、男性よりも体重が軽い女性には不利な水面と言えますね。

そして、海水の競艇場は海に隣接しているので、潮の満ち引きの影響を受けやすい特徴をもっています。

潮の干満差によっては、レースが荒れやすくなることもありますよ。

水質②:淡水

淡水は塩分を含まない水質で、人工プールや一部の河川を活用した競艇場の水質です。

水は純度が高い分硬くなるので、艇が走行中に影響を受けやすいです。そのため、モーター調整の差が出やすくなります。

また、干満差が無いので艇が乗りやすい水面です。水の抵抗も少ないので、スピード勝負になることも多いですね。

さらに、塩分を含んでいないため海水に比べて浮力が少なく、体重の重たい選手は不利です。

水質③:汽水

汽水は、淡水と海水が混ざった水質のことで、河川や河口付近の水を利用した競艇場で見られます。

汽水は、競艇場の立地や潮の満ち引きによって塩分濃度が変わります。

そして、うねりが発生しやすく風が強くて風向きも変わりやすいので、難水面になりやすい特徴があります。

基準②:干満の差

水質が海水や汽水の競艇場では、潮の満ち引きによる「干満の差」が発生します。そして、コースによって干満の影響には違いが出てくるので、特徴を押さえておきましょう

  • インコース→潮が満ちると水面が不安定になる
  • アウトコース→潮が引くと水面が安定し、スピードに乗ったターンがしやすくなる

また 潮の干満差が大きい競艇場はスタートが難しくなるので、走り慣れた地元の選手が有利になりやすい傾向があります。

干満差がある競艇場では、同じ日のレースでも第1~6レースと第7~12レースでは特徴が変わります。

基準③:波の高さ

競艇では、波の高さ(波高)が5cm以上になるとレースへ影響が出てくると言われます。

特に荒波では艇の操縦が難しくなるため、普段から波が高い地域の競艇場で練習している選手がレースでは有利となります。

直前情報などで波の高さを確認しておくと、レース展開も読めるので予想が的中しやすくなりますよ。

基準④:風の強さ

競艇では、風速5m以上になるとレースへの影響が出てくると言われています。競艇場によっては、季節ごとに風の強さや風向きが変わることも。

そして、競艇での風は「追い風」「向かい風」に分けられます。

  • 追い風=風に乗って加速するのでインコースの艇が有利
  • 向かい風=小回りなターンを決めやすいアウトコースの艇が有利

波の高さ同様、風が強い競艇場ではどのような風が吹いているのか、直前情報でチェックしておきましょう。

基準⑤:水面の広さ

競艇場のレースコースは、1周を600mになるように作られています。

ですが、スタンドと第1ターンマークの間の距離や、第1ターンマーク後のコース幅などは競艇場によって異なるので注意しましょう。そして、水面の広さの違いもレースには影響が出てきます。

  • 水面が広い→走りやすい水面。まくりが決まりやすく、スピード戦になりやすい
  • 水面が狭い→走りにくい水面。レースが荒れやすく予想が難しくなる

舟券を購入する際は、競技場の特徴を合わせて確認しておくと初心者の方でも予想がしやすいですよ。

全競艇場は静水面・難水面どちらに分類されるの?

全国24ヶ所に存在する競艇場は、どちらに分類されるのでしょうか? 一覧にまとめたので、競艇場へ行く際は参考にしてみてくださいね。

静水面の競艇場一覧:全10ヶ所

競艇場 予想のしやすさ 払戻金の金額 インの強さ
多摩川 難しい 普通 普通
浜名湖 難しい 普通 弱い
蒲郡 普通 普通 普通
常滑 普通 高い 普通
住之江 簡単 安い 強い
尼崎 簡単 安い 普通
徳山 簡単 普通 強い
下関 普通 普通 強い
若松 普通 安い 強い
唐津 簡単 安い 普通

静水面の競艇場は、全10ヶ所。インコースが強いのでレースの予想がしやすく、払戻金が安いことが分かります。

難水面の競艇場一覧:全14ヶ所

競艇場 予想のしやすさ 払戻金の金額 インの強さ
桐生 普通 安い 普通
戸田 難しい 高い 弱い
江戸川 難しい 高い 弱い
平和島 難しい 高い 弱い
簡単 安い 強い
三国 普通 普通 普通
びわこ 難しい 普通 弱い
鳴門 難しい 高い 弱い
丸亀 普通 普通 普通
児島 普通 普通 普通
宮島 普通 高い 普通
芦屋 簡単 高い 強い
福岡 普通 普通 弱い
大村 簡単 安い 強い

難水面の競艇場は、全14ヶ所。インコースが弱いことから、レースの予想がしづらい競艇場が多いですね。

全競艇場の水面の特徴は?

競艇場によって水面の特徴は異なってきます。全競艇場の水面の特徴について、表にまとめました。

競艇場 水質 干満の差 波の高さ 風の強さ 水面の高さ
桐生 淡水 なし 普通 普通 普通
戸田 淡水 なし とても低い 弱い 狭い
江戸川 汽水 あり とても高い 強い 狭い
平和島 海水 あり 高い 強い 普通
多摩川 淡水 なし 普通 普通 広い
浜名湖 汽水 あり 普通 強い 広い
蒲郡 汽水 なし 低い 普通 普通
常滑 海水 なし 低い 強い 広い
汽水 なし 普通 普通 普通
三国 淡水 なし 普通 強い 普通
びわこ 淡水 なし 普通 普通 広い
住之江 淡水 なし 低い 弱い 狭い
尼崎 淡水 なし とても低い 普通 普通
鳴門 海水 あり 普通 普通 狭い
丸亀 海水 あり 普通 普通 狭い
児島 海水 あり 普通 普通 普通
宮島 海水 あり 普通 普通 普通
徳山 海水 あり 高い 普通 広い
下関 海水 あり 高い 普通 広い
若松 海水 あり 高い 強い 狭い
芦屋 淡水 なし 高い 強い 普通
福岡 汽水 あり 高い 強い 広い
唐津 淡水 なし 高い 強い 狭い
大村 海水 あり 普通 強い 普通

上の表を見ると、

  • 水質が海水の競艇場→干満の差がある
  • 水質が淡水の競艇場→干満の差がない

以上の傾向になりやすいことが分かります。

競艇予想で勝ちやすいのは静水面!

競艇予想では、静水面の方が勝ちやすい傾向にあります。

静水面は、水面が荒れにくいので鉄板のレースになりやすいです。そのため、予想がしやすくなっていますね。初心者の方でも勝ちやすいと言えるでしょう。

しかし、払戻金の金額が高くはありません。競艇でたくさん稼ぎたい方は予想困難ではありますが、難水面の競艇場で挑戦してみることをおすすめします。

まとめ:水面特徴をしっかりと熟知して競艇の舟券予想に役立てる

今回は、競艇場の水面の特徴をご紹介しました。

  • 静水面→水面が穏やかなので、インコースが強い。予想がしやすい。
  • 難水面→水面が荒れることが多く、インコースが弱い。予想がしづらい。

ボートレースの予想は、選手の実力やモーターの性能などが重視されやすいですよね。しかし、同等かそれ以上に予想に影響されるものが、競艇場の水面特性。

実際、「静水面」・「難水面」などの水面の特徴を気にせずに舟券を購入したことで負けてしまった競艇ファンも多いです。

そのため、日本全国に24ヶ所存在している競艇場のそれぞれの水面の特徴をしっかりと熟知し、競艇の予想にしっかりと役立ててみてくださいね。