勝ち方・必勝法

【競艇の出走表】勝つための見方や予想方法を簡単解説!

3競艇の出走表は奥が深く、「このレースはこの選手が来るな」と自信を持って言えるレースもあれば、「このレースは1号艇がくるか4号艇が来るかわからないぞ!」と迷いが出るレースもあります。

ですが、迷うレースは買わないのが一番! 実際、勝ち組は出走表を見てから自信あるレースに絞って賭けています。

今回の記事では

  • 出走表とは?
  • 勝つための出走表の見方は?
  • 出走表から見る予想方法は?

など、出走表の見方から出走表を使って勝つ方法を解説していきます!

出走表とは?:レーサーの基礎的な情報や過去成績なども掲載

「出走表」とは、各レースに出走するメンバー一覧表のことで、別名『番組表』と言います。各競艇場の入口などで無料で入手できますよ。

出走表には、レーサーの基礎的な情報や過去成績なども掲載されているので、予想の際は欠かせない情報源と言えますね。

また、選手が実際に走るコースの成績は紙の出走表だけではなく、競艇の公式HPでもチェックすることができます。

競艇の公式HPは選手データを分かりやすく表示

競艇の公式HPでは棒グラフでコース別成績をまとめるなど、選手データを分かりやすく表示しています。

紙の出走表と違い、進入回数や1、2着回数の具体的な数値は分かりませんが、レース直前でもスマートフォンから簡単にアクセスできるのでぜひ活用しましょう。

勝つための出走表の見方は?

出走表には、予想には欠かせない情報がたくさん詰まっています。

  1. 枠番
  2. 級別
  3. 支部・出身地
  4. 年齢
  5. 体重
  6. 平均スタートタイミング(フライング・出遅れ)
  7. 勝率(全国、当地)
  8. 2連率・3連率(全国、当地、モーター、ボート)
  9. 使用するモーター、ボートの番号

実際に第54回ボートレースクラシックの出走表を見てみると、上記がすべて掲載されていることが分かります。

さらに、出走表に書かれている項目は、次の4つに分類することが可能です。

  • 選手
    →級別、支部、勝率、2連率・3連率
  • 展開
    →平均ST、F数、L数
  • コース
    →枠番
  • モーター
    →モーター2連率・3連率、ボート2連率・3連率

以上のことから、出走表は予想の際に役立つ重要アイテムだと言えますね。

では、競艇で勝つための出走表の見方をご紹介します。

見方①:「ボートレーサーの階級(ランク)」と「支部」

約1,600人もいるボートレーサーは、その選手の勝率で下記の4つの階級に分けられています。

級別 定列 2連対率・
3連対率・勝率
事故率 最低出走回数 人数
A1級 成績上位20% 2連対率30%以上、3連対率40%以上で勝率上位者 0.70以下 90回以上 約320人
A2級 A1級を除いた上位20% 2連対率30%以上、3連対率40%以上でA1級を除く勝率上位者 0.70以下 70回以上 約320人
B1級 A1級、A2級を除いた上位50% 勝率2.00以上で、A1級とA2級を除く勝率上位者 0.70以下 50回以上 約800人
B2級 残りの10% 約160人

級別は、強い選手から順番にA1級、A2級、B1級、B2級となり、A1級選手は競艇選手の中でも成績上位20%しかなれないトップレーサーと呼ばれます。

一般戦でA1級選手が1号艇にしかいない場合は、高い確率でA1級選手は1着を獲ることができます。

しかし、級別は選手を成績が高い順番に並べて、定員数を満たすように決められているので注意が必要です。

さらに出走表には「支部」が記載されていますが、開催地の地域と支部が近い場合はホームレース場と捉えましょう。

地元のボートレーサーは、その競艇場の水面状況や風・特徴などを熟知しています。1号艇に地元の支部の選手がいれば勝ちやすいと言えます。

見方②:年齢は若手選手とベテラン選手を区別できる

年齢が幅広い競艇選手。出走表の年齢は、若手選手とベテラン選手を区別するために使えます。

  • 30歳以下=若手選手
  • 45歳以上=ベテラン選手

と分けると覚えやすいです。

見方③:体重は軽い方が有利

競艇選手の体重は、軽い方がレースには有利とされています。

競艇では、体重が10kg違うとスタートからゴールまで3艇身の差がつくと言われるほど。仮に体重が5kg違うと、直線ごとに1/4艇身の差がつく計算になります。

ちなみに、現在では最低体重が男女ともに設定されています。

  • 男子=51.0kg
  • 女子=47.0kg

レース当日の体重測定で最低体重に満たない選手は、おもりをつけてレースに出場します。

見方④:2連率・3連率で着順傾向が分かる

選手の「2連率・3連率」は、選手の強さや着順傾向を見るために使います。それぞれの数値は、

  • 2連率:その選手が2着以内に入った割合
  • 3連率:その選手が3着以内に入った割合

を表しています。2連率・3連率の数値が高い選手は勝率も高いと考えましょう。

見方⑤:今節成績は選手ごとの節の調子を確認する

「今節成績」は、選手ごとのその節の調子を判断するために使われます。

節の初日はデータが無いので利用できませんが、節の最終日には5日分のデータが掲載されます。

公式HPでは出走表の右側に掲載されているので、予想時は確認すると的中率が上がりますね。

出走表を使った予想方法は?

競艇で勝つためには、出走表を使って予想を立てましょう。ここでは出走表を使った予想方法をご紹介します。

方法①:選手の「級別」を確認する

まずは選手の「級別」を確認しましょう。級別は半年ごとに選手の成績に応じて更新されています。

審査期間 実施期間
前期 5月1日~10月31日 1月1日~6月30日
後期 11月1日~4月30日 7月1日~12月31日

6月や12月に級別を使って予想する際は、級別が半年以上前の成績を元に決まっているので参考にできません。

逆を言うと、6月や12月のレースでA1級選手に異常に人気が集まっている(その選手のオッズが異常に低い)レースを見つけたら、間違った賭け方を他の人がしていると考えられます。

級別だけで選手の強さは判断できない

勝つための見方で先述した通り、「級別」は選手を成績が高い順番に並べて、定員数を満たすように決められています。

同じ等級に320人もいるので、同じA1級の選手でも成績1位の選手と成績320位の選手では、実力の差が大きく異なります。

つまり、成績320位のA1級選手と成績321位のA2級選手では、実力の差はほぼ無いとも言えます。

そのため、級別だけでは選手の細かい実力差は判断できません。

方法②:選手の勝率を確認する

選手の勝率は、選手の強さを見るための数値でレースの着順点によって決められるため、数値が大きい選手ほど強いと捉えましょう。

勝率 特徴 人数
8.00以上 超一流 約10人
2019年後期では7人のみ
7.00~8.00 一流 約80人
6.00~7.00 そこそこ強い 約300人
5.00~6.00 中堅 約400人
4.00~5.00 少し実力不足 約400人
3.00~4.00 実力不足 約200人
3.00~2.00 ほとんど舟券に絡まない 約100人
2.00以下 絡むことが無いに等しい 約100人

勝率に「1.00」以上の差がある場合は、明らかに実力が違います。

「現在勝率」は予想の際に最も重要

出走表に記載された勝率には、次の2つがあります。

  • 全国勝率
    →級別と同じ審査期間の全レースの成績で計算。半年ごとに更新
  • 現在勝率
    →全国勝率の審査期間終了後から直近までの全レースの成績で計算。節ごとに更新
  • 当地勝率
    →過去2年間の出走している競艇場の成績で計算。ただし、過去3年間分で計算している競艇場もあり。節ごとに更新

現在勝率は最新データ、当地勝率は当日と同じ競艇場の成績なので予想の参考になります。

全国勝率はこれらの中間のような位置付けなので、予想に役立てるのは難しいです。結果、最新データの現在勝率が最も予想の際に役立つと言えますね。

競艇の公式HPの出走表の「全国」の欄には、紙の出走表の「現在勝率」が書かれています。

方法③:地元を熟知した選手が活躍することを知っておく

競艇では、レースが開催されている地元の水面に慣れた選手が活躍する場合が多いです。

選手は必ずどこかの支部に所属し、レースを行なっていないときは所属する支部にある競艇場で練習を重ねています。つまり、水面の特徴やレース場内の広さなども熟知しています。

その競艇場に慣れているかどうかは、「当地勝率」で確認できるので参考にしましょう。

また水面の性質を知っておくと、選手の特徴や決まり手も予想しやすいと思います。下の表で全競艇場を「静水面」と「難水面」に分けたので、参考にしてみてください。

静水面(10ヶ所) 難水面(14ヶ所)
多摩川
浜名湖
蒲郡
常滑
住之江
尼崎
徳山
下関
若松
唐津
桐生
戸田
江戸川
平和島

三国
びわこ
鳴門
丸亀
児島
宮島
芦屋
福岡
大村

方法④:体重が重い選手でも活躍できることがある

体重が軽い方が有利とされる競艇。しかし、体重が重い方が有利になるレースもあります。

  • 海水の競艇場→浮力によって艇が浮く
  • 荒れた水面→艇が風や波に流されにくく、安定したターンが可能

以上の状況時は、体重が重い選手にも注目しましょう。

また、体重が1~2kg違ったところで大した差はつかないので、競艇場の特徴を押さえながら、体重を見ることをおすすめします。

方法⑤:2連率・3連率で選手の着順傾向を見る

選手の着順傾向とは「その選手が何着を獲ることが多いのか」を示したものなので、予想の際は次のように考えましょう。

  • 2連率と3連率の差が大きい選手
    →1着、2着は少ないが、3着に入るのが上手な安定型の選手
  • 2連率と3連率の差が小さい選手
    →1着、2着は多いが、4着以下も多い両極端な選手

以上のことを押さえておくと余計な舟券を買わずに済みますし、的中時の回収率を上げることができます。

方法⑥:今節1コースから1着を獲れていなければ信頼度を下げる

今節成績を見る際は、次の見方をすると予想がしやすいです。

  • 今節1コースから1着を獲れていなければ信頼度を下げる→その競艇場の水面と相性が悪い
  • 今節2連率が全国2連率よりも高ければ信頼度を上げる→モーター抽選で当たりを引いた

1コースが圧倒的有利の競艇。そのため、1コースのときに1着を獲れなかった場合は、他のコースのときでも活躍は期待できないと判断しましょう。

また今節2連率の成績が良い場合は、モーター抽選で性能が良いなど当たりを引いたケースが多いです。モーターの精度が良いと、選手の実力に関わらず良い結果になりやすいので、予想には取り入れても良い情報かもしれません。

方法⑦:ベテラン選手でもナイターレースは不利

年齢から予想する際は、

  • ベテラン選手はナイターレースで不利
  • 若手選手は「まくり」が主体

と捉えましょう。

競艇のスタートは、選手がスタートライン付近に設置された大時計を見ながらスタートタイミングを合わせています。

しかしベテラン選手は大時計が見えづらいナイターレースでは不利と思われます。

競艇選手のピークは35歳と言われているので、夜に開かれるナイターレースでは実力を発揮しづらいと言えます。

若手選手は「まくり」が主体

一方の若手選手は、決まり手で「まくり」の戦略を取ることが多くなっています。

選手歴の浅い若手選手にとって「まくり」は、レバーを握ったままスピードターンを決めるだけなので、勢いがあれば決まることが多いです。

2~6コースの選手の第1ターンマークの戦略では、「まくり」も決まりやすいので第1ターンマークの展開を予想するときに役立ちます。

まとめ:予想の際は出走表の情報をバランス良く使おう!

今回は、選手の情報が掲載されている出走表について解説してきました。

〜出走表まとめ〜

  • 出走表には、予想に欠かせない情報が掲載されている
  • 級別だけで選手の強さは判断できない
  • 体重が軽い選手は活躍しやすい
  • 2連率・3連率で選手の着順傾向を見る
  • ベテラン選手でもナイターレースは不利
  • 「現在勝率」と「今節成績」から選手の「今の実力」を判断する

出走表は、選手の現在・過去の情報を元に競艇場との相性やレース展開が予想できるので予想の的中率がアップできるでしょう。

ぜひ、競艇予想では「出走表」のチェックを忘れずに!